ベビーカー用品の選び方

ベビーカーフックはカラビナ式が正解?
ママ284人の調査でわかった選び方

/執筆:株式会社ぽんぴー 代表 杉井景亮(子育て中の父親)

この記事の要点

  • ベビーカー利用者の75.9%が「荷物が落ちそうになった」経験あり、37.0%は実際に落としている(当社調査)
  • 荷物が落ちにくいのは、ゲートが閉じるカラビナ式のベビーカーフック
  • ただし一般的なカラビナは片手で開け閉めしにくい。抱っこが多い人は「開いたまま固定できる」タイプを選ぶ

ベビーカーにマザーズバッグや買い物袋を掛けるための「ベビーカーフック」。S字フック型とカラビナ型があり、どちらを選べばいいか迷う方も多いアイテムです。

この記事では、ベビーカーフックを企画・販売する株式会社ぽんぴーが、ベビーカー利用経験のある5歳以下の子どもを持つ母親284人に行ったアンケート結果をもとに、カラビナ式ベビーカーフックの選び方と注意点を解説します。

S字フックとカラビナ式ベビーカーフックの違い

ベビーカーフックは大きく分けて、口が開いたままのS字フック型と、ゲート(開閉する部分)で口を閉じられるカラビナ型の2種類があります。

S字フック型一般的なカラビナ型オープンロック型カラビナ
荷物の落ちにくさ△ 段差や揺れで外れやすい◎ ゲートが閉じる◎ ゲートが閉じる
片手での掛け外し◎ 引っ掛けるだけ△ ゲートを押さえる必要あり◎ 開いたまま固定できる
貴重品を入れたバッグ△ 不安が残る◎ 向いている◎ 向いている
向いている人近所の短時間の外出が中心荷物の出し入れが少ない抱っこ・買い物が多い
S字フックは揺れで荷物が外れやすい
一般的なカラビナはゲートを指で押さえる
「押さえる→通す」の2ステップが必要
ベビーカーで段差を乗り越えようとする場面(動画の1コマ)28秒の動画
動画:S字フック・一般的なカラビナ・オープンロックカラビナの使い比べ(28秒)

動画で見る:S字フックとカラビナの違い

  • S字フック:ベビーカーが傾くと、荷物が外れて落ちてしまう
  • 一般的なカラビナ:せっかく掛けたのに、取り外しが大変
  • オープンロックカラビナ:ゲートを開いたまま固定でき、片手でも掛け外しできる

【独自調査】ベビーカー利用者の75.9%が「荷物が落ちそうになった」経験あり

ベビーカーに荷物を掛けるとき、実際にどんなことで困っているのか。ベビーカー利用経験のある5歳以下の子どもを持つ母親284人にアンケートを行いました(2026年6月)。この調査結果はプレスリリース(PR TIMES)でも発表しています。

「私自身、娘との外出中に荷物を落としてしまった経験があります。」

調査を通じて、この悩みは自分だけではなく、多くの保護者が抱えている課題だとわかりました。株式会社ぽんぴー 代表 杉井景亮

ベビーカーに荷物を掛ける方法は「ベビーカーフック」が65.2%

ベビーカーの利用経験がある人に、荷物を掛ける方法を聞きました。最も多かったのはベビーカーフックで65.2%。カラビナを使っている人も18.1%いました。

ベビーカーに荷物を掛ける方法(複数回答)(n=155)
  • ベビーカーフック65.2%
  • ベビーカー下の収納カゴ39.4%
  • 本体に直接掛ける25.8%
  • カラビナ18.1%
  • 荷物を掛けない9.0%

75.9%が「荷物が落ちそうになった」経験あり

ベビーカーに掛けた荷物が落ちそうになった経験は、「何度もある」32.6%、「数回ある」34.8%、「1回ある」8.5%で、合計75.9%。「ないが、落ちる不安はある」15.6%を含めると、91.5%が荷物の落下を経験または心配しています。

ベビーカーに掛けた荷物が落ちそうになった経験(n=141)
  • 何度もある32.6%
  • 数回ある34.8%
  • 1回ある8.5%
  • ないが、落ちる不安はある15.6%
  • 全くない8.5%

さらに、回答者全体の37.0%が「実際に荷物を落とした経験がある」と答えました。ベビーカーを使う人のおよそ3人に1人以上が、荷物の落下を実際に経験していることになります。

抱っこしながらの掛け外し、75.9%が「負担」

子どもを抱っこしたまま、ベビーカーの荷物を掛けたり外したりすることが「よくある」「時々ある」人は40.7%、「数回ある」まで含めると54.0%でした。こうした経験がある人(162人)のうち、75.9%が負担を感じると回答しています。

抱っこしながら荷物を探す・外すときの負担(n=162)
  • 非常に負担を感じる35.2%
  • やや負担を感じる40.7%
  • あまり負担を感じない19.1%
  • 全く負担を感じない4.9%

困ったことの上位に「両手が必要だった」43.5%

抱っこしながら荷物を外すときに困ったことを聞くと、「荷物が重かった」51.3%に続き、「両手が必要だった」が43.5%。「荷物を落とした」も22.1%ありました。

抱っこしながら荷物を外すときに困ったこと(複数回答)(n=154)
  • 荷物が重かった51.3%
  • 両手が必要だった43.5%
  • 子どもが動いて危なかった36.4%
  • ベビーカーが動いてしまった25.3%
  • 荷物を落とした22.1%
  • 特にない3.9%
調査概要
調査名ベビーカーに関するアンケート
調査方法インターネット調査(Freeasy)
調査期間2026年6月3日
調査対象全国の20〜49歳女性のうち、ベビーカー利用経験のある5歳以下の子どもを持つ母親
有効回答数284人(設問により回答対象を絞り込んでいるため、各グラフに回答者数nを記載)
関連資料プレスリリース(PR TIMES、2026年6月18日)
調査結果の記事「私だけではありませんでした」
調査主体株式会社ぽんぴー

※割合は小数点第2位を四捨五入しています。本調査結果を引用・転載される場合は、出典として「株式会社ぽんぴー調べ」と記載し、本ページへのリンクをお願いします。

調査からわかった、ベビーカーフック選びで大事な3つのこと

  1. 落ちにくいこと75.9%が荷物が落ちそうになった経験あり、37.0%は実際に落としています。口が閉じるカラビナ式なら、段差や揺れでも荷物が外れにくくなります。
  2. 片手で使えること抱っこ中の掛け外しは75.9%が負担と回答。困りごとの上位は「両手が必要だった」でした。
  3. ハンドルにしっかり固定できることフックがずれたり回ったりすると、荷物が傾いて落ちる原因に。ベルトで固定するタイプが安心です。

カラビナ式ベビーカーフックの選び方 5つのポイント

1. ゲートを片手で扱えるか

一般的なカラビナは、ゲートを指で押さえながら荷物を通す必要があります。抱っこ紐を使うことが多いなら、ゲートを開いたまま固定できるタイプを選ぶと、S字フックのように差し込むだけで掛けられます。あわせて、ゲートの開口部(間口)の広さも確認しましょう。間口が狭いと、太いバッグの持ち手が通りにくくなります。

ベビーカーのハンドルに付けたオープンロックカラビナに、片手でバッグを掛ける様子
ゲートを開いたまま固定しておけば、持ち手を差し込むだけで片手で掛けられる

2. ハンドルの太さに合うベルトか

ベビーカーのハンドルは機種によって太さが違います。ベルトが短いと巻き付けられないことがあるので、ベルトの長さや調整方法を確認しましょう。

ベビーカーのハンドルにベルトで取り付けたカラビナ式ベビーカーフック
ハンドルにベルトを巻き付けて固定。左右に1つずつ付けられる

3. 強度が数字で示されているか

「丈夫」という言葉だけでなく、耐荷重の数値や検査の有無が書かれているかを確認しましょう。ただし、フックの耐荷重が高くても、ベビーカーに掛けられる重さには限りがあります。

4. 左右で使える2個セットか

左右に1つずつ付けると、荷物の重さが片側に偏りにくくなります。マザーズバッグと買い物袋を分けて掛けられるのも便利です。

5. ベビーカー卒業後も使えるか

ベルトで巻き付けるタイプなら、ペットカートやキャリーケース、シルバーカーにも付け替えられ、長く使えます。

カラビナ式ベビーカーフックのデメリットと対策

カラビナ式の弱点は、開け閉めに手間がかかることです。ゲートを押さえて、荷物を通して、手を離す。この動作は両手がふさがりがちな子育て中にはストレスになります。調査でも、抱っこ中の困りごとの上位に「両手が必要だった」(43.5%)が入りました。

対策は、ゲートを開いた状態で固定できるカラビナを選ぶことです。買い物中など出し入れが多い場面では開いたまま使い、移動前にゲートを閉じれば、手軽さと落ちにくさを両立できます。

ゲートを開いたまま固定するオープンロックの操作
ゲートを開いた位置で固定できる
ゲートを開いたまま固定し、片手で荷物を掛ける様子
開いたまま、持ち手を差し込むだけで掛けられる

ベビーカーフックの安全な使い方

  • 荷物は2kg程度を目安に:ハンドルに重い荷物を掛けると、ベビーカーが後ろに転倒するおそれがあります。
  • 左右のバランスを取る:片側だけに重い荷物を掛けないようにしましょう。
  • 子どもを降ろすときは荷物を先に外す:子どもが降りると重心が変わり、転倒しやすくなります。
  • ベルトの緩みを定期的に確認:緩んだままだとフックが回り、荷物が落ちる原因になります。
  • ベビーカーの取扱説明書に従う:荷物を掛ける場所や重さに指定がある場合は、そちらを優先してください。

片手で使えるカラビナ式ベビーカーフック「オープンロックカラビナ」

カラビナ式ベビーカーフック オープンロックカラビナ 2個セット

ここまでの調査結果をふまえて、株式会社ぽんぴーが開発したのが「オープンロックカラビナ」です。ゲートを開いた状態で固定できる日本初のオープンロック機構で、抱っこ中でも荷物を差し込むだけで掛けられます。移動前にゲートを閉じれば、荷物が落ちにくいカラビナとして使えます。

  • 耐荷重94kg(カラビナ1個・外部検査機関で検査)
  • 重さ約60g(梱包込み)
  • セット2個入り・4色(black/chocolat/sand/greige)
  • 受賞2025年グッドデザイン賞
  • 知的財産商標登録 第6945165号・意匠登録 第1790018号・特許出願済
  • 評価楽天市場レビュー4.75(2026年7月時点)

GOOD DESIGN AWARD 2025

オープンロックカラビナを見る
オープンロックカラビナを使っているお客様のSNS投稿(ベビーカー・ペットカートでの使用例)
SNSに投稿された、お客様の使用例

ベビーカーフック カラビナのよくある質問

Q1.ベビーカーフックはS字とカラビナ、どちらがいいですか?
荷物を落としたくないならカラビナ式がおすすめです。ゲートが閉じるので、段差や揺れでも荷物が外れにくくなります。当社調査では、75.9%の人が荷物が落ちそうになった経験があり、37.0%は実際に荷物を落としていました。片手で掛けたい場合は、ゲートを開いたまま固定できるタイプを選ぶと、S字フックの手軽さも両立できます。
Q2.カラビナ式ベビーカーフックのデメリットは?
一般的なカラビナは、ゲートを指で押さえながら荷物を通す必要があるため、抱っこ中など片手しか使えない場面では掛け外しがしにくい点です。ゲートを開いた状態で固定できる「オープンロック」機構のものなら、この弱点を解消できます。
Q3.ベビーカーフックには何kgまで掛けられますか?
フック自体の耐荷重とは別に、ベビーカーは後ろに重い荷物を掛けると転倒しやすくなります。荷物は2kg程度を目安に、左右のバランスを取って掛けるのが安全です。ベビーカーの取扱説明書に記載がある場合はそちらに従ってください。
Q4.登山用のカラビナをベビーカーフックとして使ってもいいですか?
使えないことはありませんが、ハンドルに固定するベルトがないため、フックが回ったりずれたりしやすくなります。ベビーカー用として作られた、ハンドルに巻き付けるベルト付きのものがおすすめです。
Q5.太いハンドルのベビーカーにも付けられますか?
ベルトの長さ次第です。購入前に、ベルトの長さとハンドルの太さを確認しましょう。長さの異なるベルトが付いているものや、面ファスナーで調整できるものなら、幅広いベビーカーに対応できます。
Q6.ベビーカーフックはいくつあると便利ですか?
左右に1つずつ、2個あると便利です。左右に荷物を分けて掛けられるので重さが偏りにくく、マザーズバッグと買い物袋を分けて掛けることもできます。
Q7.ベビーカーを卒業した後も使えますか?
ベルトでハンドルに巻き付けるタイプなら、ペットカート、キャリーケース、シルバーカーなど、ハンドルのあるものに付け替えて使えます。
Q8.抱っこしたまま片手で荷物を掛けるにはどうすればいいですか?
S字フックなら片手で掛けられますが、外れやすいのが難点です。落ちにくさと片手操作を両立するなら、ゲートを開いたまま固定できるカラビナ式(オープンロック)が向いています。開いたまま差し込み、移動前にゲートを閉じる使い方ができます。